前のページで卓球ラバーの種類をご説明しましたが、種類が決まった後、重要になるのが「ラバーの厚み」選びです。
ラバーの厚みは打球時のボールスピードやコントロールに対し、非常に重要な役割を担ってきます。しっかりと卓球ラバーの厚さの違いを理解して、自分に合った厚さを選びましょう。

■卓球ラバーの厚さの違い

まず、卓球ラバーは右の図のように①シートと②スポンジの組み合わせによって作られています。実際にボールが当たる部分が①シート。ラケットに貼られている部分を②スポンジと呼びます。厚さの違いとは、②スポンジ部分の厚みの違いの事なのです。
また、ラバーの厚さはシートとスポンジを含め４ｍｍ以内というルールがあります。通常ラバーのパッケージに表記されている厚みはスポンジのみの厚さとなっていますが、メーカーによって表示の仕方が異なるので、注意が必要です。

■厚さが違うと何が変わる？

卓球ラバーの厚さの一番の違いは反発力です。スポンジが厚ければ厚いほど、ボールを打球した際、ボールがラバーに深く食い込む為、より反発力が生まれスピードが出ます。逆にスポンジが薄ければ薄いほど、スポンジへのくい込みが浅い為、反発力が低くなり、スピードが出にくくなります。

■厚いのと薄いのはどっちがいい？

卓球ラバー選びで悩むのがこの厚さ選びです。初めての方も、長くプレーしている方も厚さ選びは大変やっかいな問題です。それぞれ長所と短所を上げてみましょう。

厚いラバー・・・スピード◎　コントロール△　重量：重め
中間の厚さ・・・スピード○　コントロール○　重量：中間
薄いラバー・・・スピード△　コントロール◎　重量：軽め

以上の様にそれぞれ良い点、悪い点があるのが厚さの違いです。色々な厚さを試しながら、自分のプレースタイルに合う厚さを選ぶと良いでしょう。。