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ラージボールと
硬式の違い




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ラージボール
ラージボール?

ラージボールという球技をご存知ですか?
その名前から大きいボールを使用する球技だと想像できるかもしれません。卓球の経験があさい方はラリーがなかなか続かないと挫折してしまう方が多いので、卓球競技の普及とレクリエーションスポーツとしても皆で楽しめる事を目的で、日本卓球協会が昭和63年に考案しました。楽しみ方は、基本的に硬式と同じなのですが、硬式とは違うところがいくつかあります。ラージボールと硬式の違いを見ていきましょう。

 

ボール

ボールは、違う部分がたくさんあります。

 

ラージボールと卓球の違い

・大きさ
通常の卓球ボール(硬式)の直径は40mmとなっていますが、ラージボールの直径は44mmとなっています。

 

・重量
直径が大きくなっている分、重さも重くなると考えるかもしれませんが、通常の卓球ボール(硬式)と比較した時、ラージボールの方が軽くなります。卓球ボール(硬式)の重量は2.7gですが、ラージボールは2.2~2.4gとなっています。ボールの重さが軽い事で空気抵抗を受けやすくスピードと回転の力が弱まってラリーが続きやすくなります。

 

・色
卓球(硬式)は白色のボールが使用されますが、ラージボールで使用できるのはオレンジ色のボールのみです。

 

通常の卓球ボール(硬式)よりも大きくなっているので、ミートはしやすくなっています。
しかし、軽くなっている分、ボールスピードは硬式と比べた場合遅くなります。

 

ネットの高さ

ネットの高さも違ってきます。
硬式のネットの高さは15.25cmなのに対し、ラージボールは2cm高い17.25cmとなっています。高くなっているということは、強打しにくくなっているということです。

 

卓球表ソフトラバー
ラバー

裏ソフトラバーや粒高ラバーを使用することはできず、認められているのは表ソフトラバーのみです。つまり、ボールにスピンがかけづらくなっています。

 

得点

硬式では1セット11点先取の計7セットマッチで、先に4セットを取った方の勝利となります。また、お互いが10-10になった場合、デュースとなり、先に2点差をつけた方が勝利となります。
ですが、ラージボールの場合、10-10のデュースになってからは、先に13点目を取った方が勝利となり、セット数も計3セットマッチの2セット先取での勝利となります。

 

サービストス

硬式では、サービストスは16cm以上上げなければなりませんが、ラージボールではこの制限がありません。 なので、サービストスに神経質になる必要がなく、気軽に打つことができます。

 

これらのことから、ラージボールは通常の卓球よりもラリーを簡単に続けることができるということが分かります。ラージボールはレクリエーション色が強くなっているので、初心者の方やレジャー目的でやるなら、こちらの方が楽しめるでしょう。