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大会速報/大会レポート

[words/photo: 卓球王国]

2010年世界選手権モスクワ大会 レポート

2010年5月23日〜30日、「2010年世界選手権大会」をリポート!

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05月31日(月) 7時23分

これで世界選手権団体戦モスクワ大会の速報を終了します

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 左写真は、今大会日本男女チームの応援団として、最後まで大きな声でエールを送り続けた早稲田大応援団の山内耕平さんと日本女子チーム。日本女子チームは今大会で5大会連続の銅メダル、次回はシンガポールに続いて、世界の頂点を狙う。

 これで世界選手権団体戦モスクワ大会の速報を終了致します。ありがとうございました。

05月31日(月) 0時42分

男子団体決勝。中国が団体5連覇!

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男子団体決勝
     中国 3対1 ドイツ
 馬龍  11-9、11-8、10-12、5-11、7-11  ボル○
○馬琳  11-9、11-7、11-5    オフチャロフ
○張継科 7-11、11-9、11-9、11-7  ズース
○馬琳 14-16、11-4、11-8、11-7 ボル

 4番の馬琳対ボル。1ゲーム目、13-13でボルがサービスミス、14-14でボルのストップがネットイン。運がボルにつき、16-14でボルが先取。しかし、2ゲーム目、馬琳があっさりと取り返す。3ゲーム目は馬琳5-0からボルが挽回するが、結局11-8で馬琳が取る。そして4ゲーム目は馬琳が気合いでボルを攻める。11-7で中国の優勝を決める。直後のインタビューでは涙を流す馬琳がいた。

05月30日(日) 23時38分

中国、馬琳、張継科が勝ち、優勝へ王手

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男子団体決勝
     中国 2対1 ドイツ
 馬龍  11-9、11-8、10-12、5-11、7-11  ボル○
○馬琳  11-9、11-7、11-5    オフチャロフ
○張継科 7-11、11-9、11-9、11-7  ズース
 馬琳    対   ボル

 ボルが勝って幸先よいスタートを切ったドイツだったが、その勢いを止めたのは五輪チャンピオンの馬琳だった。完全に流れを変えた。オフチャロフを寄せ付けず、3番の張継科につなぐ。ドイツのズースも1ゲーム目を取り、2ゲーム目も7-3とリードしたが、ここから張継科が挽回。3-1でズースを下し、中国は優勝に王手をかけた。

左写真は上から2番でテクニックを見せつけた馬琳。馬琳に善戦したものの、台上テクニックの差で敗れたオフチャロフ。3番でズースを破り、チーム首脳陣の期待に応えた張継科。

05月30日(日) 22時28分

ボルが先勝、中国、顔面蒼白だ

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男子団体決勝
  中国 0対1 ドイツ
 馬龍  11-9、11-8、10-12、5-11、7-11  ボル○
 馬琳   対    オフチャロフ

 中国女子がシンガポールに敗れた余韻がさめやらぬ間に、男子団体決勝が始まった。トップでボルが馬龍に2ゲームを連取されながら、ボルが逆転で勝った。序盤当たっていた馬龍が、ボルの執拗な攻撃とミスのないプレーにじりじりと追い詰められた。

05月30日(日) 21時31分

91年千葉大会以来、19年ぶりに中国女子が敗れ、シンガポール優勝

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 女子団体決勝
  中国   1-3   シンガポール
 丁寧 11-8、11-3、8-11、9-11、9-11   馮天薇○
 劉詩ウェン 7-11、8-11、11-2、12-10  王越古○
○郭炎  6-11、11-6、11-4、11-6  スン・ベイベイ
 劉詩ウェン 7-11、16-14、11-7、11-9、11-7 馮天薇○
 丁寧    対   王越古

中国女子、敗れる。1991年以来、不落の堅城だった中国女子が遂に敗れた。しかも相手は、中国からの帰化選手集まるシンガポール。4番で馮天薇が攻めまくり、劉詩ウェンも対抗するも、力が入りすぎか。最後はノビノビと打ちまくった馮天薇が勝利。
 19年ぶりに中国女子から栄冠が離れていった。


05月30日(日) 20時17分

郭炎ガッツ見せた。中国1点取り返した

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女子団体決勝
  中国   1-2   シンガポール
 丁寧 11-8、11-3、8-11、9-11、9-11   馮天薇○
 劉詩ウェン 7-11、8-11、11-2、12-10  王越古○
○郭炎  6-11、11-6、11-4、11-6  スン・ベイベイ
 劉詩ウェン 対   馮天薇
 丁寧    対   王越古

 中国が1点取り返した。沈黙していた中国応援団も息を吹き返しているようだ。郭炎は3番でスン・ベイベイを倒した。1ゲーム目を落とした時には「もしや」と思ったが、これで少し中国ベンチも落ち着いたか。いや、まだわからない。次なるドラマが待っているかも。

05月30日(日) 19時45分

中国女子、決勝で0-2とリードを奪われる

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女子団体決勝
  中国   0-2   シンガポール
 丁寧 11-8、11-3、8-11、9-11、9-11 馮天薇○
 劉詩ウェン 7-11、8-11、11-2、12-10  王越古○
 郭炎    対  スン・ベイベイ
 劉詩ウェン 対   馮天薇
 丁寧    対   王越古

 誰もが目の前のシーンに驚いている。
 あの王者中国の女子が先に2点を奪われたのだ。先に0-2を奪われたのは記憶がない。60年代とかに遡るのだろうか。
 トップで丁寧が馮天薇にゲームオールで敗れた。しかも2-0とリードしていたの逆転負けだ。2番は王越古が劉詩ウェンに3-1。中国に硬さがあるもののシンガポールをほめるべきだろう。
 正直、今まで中国の2軍と揶揄されていたシンガポール。香港同様、本当に中国に勝つきがあるのかと疑われていたが、試合を観る限り本気だ。しかもシンガポールベンチに入るのは元北京チームの監督だった周樹森(日本の新井周さんのお父さん)。昨年の全中国運動会でも北京チームのベンチに入っていた人だ。もし中国が敗れたら……。大勢の中国応援団が会場を埋め尽くしているが、心なしか、彼らも戸惑っているようだ。

左写真は上から馮天薇、シンガポール女子の周樹森監督、2番で敗れた劉詩ウェン

05月30日(日) 16時25分

大会最終日のモスクワ大会。5月30日のタイムスケジュール

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★5月30日のタイムスケジュール
13:00(日本時間18:00) 女子決勝[中国 vs. シンガポール]
16:00(日本時間21:00) 男子決勝[中国 vs. ドイツ]

 モスクワ大会の男女チャンピオンシップディビジョン、大会最終日は残すところ2試合。
 女子決勝は前回の広州大会と同じ対戦カード。前回は中国が張怡寧、王楠、郭躍、シンガポールがリ・ジャウェイ、馮天薇、王越古だった。中国は張怡寧と王楠がメンバーから抜け、郭躍も故障を抱えて出場は微妙。劉詩ウェン、丁寧という若手を起用してくるだろう。シンガポールもリ・ジャウェイは昨年秋の出産から間がなく、広州大会トップで郭躍を破ったような活躍は望めない。エース馮天薇が孤軍奮闘することになりそうだが、中国から3点奪うのは難しいだろう。中国が優勝すれば史上初の9連覇となる。

 男子決勝は中国対ドイツ。ドイツは昨日の準決勝で、ボルが完全復活とも言える両ハンドプレーを見せた。トップでボルが中国から1点を奪えば、中国選手にもプレッシャーがかかり、2番手のオフチャロフ、3番手のズースにもチャンスが出てくる。前半でのボルの得点が、ドイツの勝利への絶対条件だ。
 中国も世界ランキング1位の馬龍が絶好調。ベラルーシ戦ではサムソノフ、日本戦では水谷隼という世界トップクラスの選手たちの挑戦を、いずれもストレートで退けてきた。もうひとりの2点起用は馬琳が予想されるが、現世界チャンピオンの王皓が出るのかどうかにも注目が集まる。

 いよいよ大会最終日、最後まで速報班は全力でお伝えします!

左写真:昨日のドイツvs韓国戦の前にステージを披露していた、ロシアのアイドルグループ。みんなスタイルはすごい

05月30日(日)

ドイツ男子、韓国を破り3大会ぶりの決勝進出!

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●男子準決勝
 ドイツ 3-1 韓国
○ボル 12-10、11-6、11-9 柳承敏
○オフチャロフ 4-11、11-4、11-7、11-13、11-8 呉尚垠
 ズース 12-14、2-11、5-11 朱世赫○
○ボル 11-3、11-6、11-9 呉尚垠

 ドイツが04年ドーハ大会以来の決勝進出を決めた。韓国はこれまで2点起用してきた朱世赫が、ボルとオフチャロフには分が悪いとみて3番に下げたが、オフチャロフが2番で呉尚垠とのパワーヒッター対決に勝利。呉尚垠のショートスイングのフォアドライブは非常に威力があったが、オフチャロフは強力なバックドライブを武器に最後まで粘り強くプレー。集中力を切らさない戦いぶりで、淡白なミスが目立った呉尚垠を制した。
 
左写真上は2番で勝利したオフチャロフ、下はトップで敗れた柳承敏


05月30日(日) 1時28分

福原「あと一歩、やっぱり、実力の差かなと思います」

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 トップで丁寧に惜しくも逆転負けを喫した福原愛「あと一歩、やっぱり、実力の差かなと思います。内容的にも今日はよい試合ができた。中国選手とやる時には攻めるところと、守るところの判断をしながらやらなければいけない。自分の調子も良くて、相手のボールも取りやすくて、攻めすぎたかなと思います。
 イングランドオープンの時に0-4で(丁寧)に負けていたので、今回の試合は自信になったし、超級リーグにも出るので、もしまた当たったらリベンジしたいです」。

 2番で劉詩ウェンに惜敗した平野早矢香。「相手を崩せそうで崩しきれなかった。もう少しできたかなと思う部分はあるけど、しょうがない。私の卓球は攻めきって勝つ卓球でもないし、守っているだけの卓球でもないし、そのバランスは試合の中で調整しなければならない。行き過ぎた時もあったし、もう少しいかなければいけないボールもあったし、それは難しいところですね。ただ勝つチャンスはあったと思います」。

 3番で郭炎に敗れたが、貴重な経験を積んだ石川佳純。「もう少し自分の卓球をして、攻めていきたかった。試合前は1点とかで負けるかなと思っていたので、思ったよりも点数は取れた。ドライブのパワーとかラリーの安定感が違うし、コース取りが厳しい」。

05月30日(日) 0時25分

ニッポン、無念。男女とも銅メダルが確定

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日本 0-3 中国
 福原 11-8、11-7、6-11、4-11、7-11 丁寧○
 平野 11-9、9-11、5-11、4-11 劉詩ウェン○
 石川 7-11、9-11、4-11       郭炎○
 福原  対  劉詩ウェン
 平野  対  丁寧    

 石川佳純が第3ゲーム、4-10で放ったバックドライブがネットにかかり、日本女子の戦いが終わった。
 2番平野はバック対バックを中心に劉詩ウェンと激しいラリー戦を繰り広げたが、フォアの攻撃力の差が明暗を分けた。劉詩ウェンでの前陣での動きの早さはさすが。平野のバックハンドにもミスは少なかったが、締め付けるように攻めてくる劉詩ウェンの両ハンド攻撃に、次第に攻め手を欠いてしまった。

 3番石川は、今日も前陣でのバックハンド、バックブロックは好調。昨日唐イェ序(韓国)を大逆転で破っており、その爆発力に期待がかかったが、郭炎は回転量の多い両ハンドドライブを何本でも打ち、石川の強打のミスを誘った。以前は気性が荒く、大事な試合で勝ちを急ぐ傾向があった郭炎だが、プレースタイルがより全面的になり、凡ミスはほとんどない。観客を驚嘆させる高速ラリーが何本もあったが、第2ゲーム9-7から逆転されたのが石川にとっては痛かった。

 日本女子もこれで銅メダルが確定。確実にチームの戦力は向上し、宿敵・韓国を見事な戦いぶりで破ったが、中国の壁はやはり厚かった。

左写真:平野早矢香(上)・石川佳純(中)・郭炎(下)

05月29日(土) 22時19分

中国との準決勝、福原が丁寧に競り負ける

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   日本 0-1 中国
 福原 11-8、11-7、6-11、4-11 、7-11 丁寧
 平野  対  劉詩ウェン
 石川  対  郭炎
 福原  対  劉詩ウェン
 平野  対  丁寧

 トップは福原対丁寧。いきなり5-0とリードするが、あっという間に5-5と追いつかれる。しかし、7-7から11―8に持っていく。福原にミスが少なく、調子が良さそうだ。
 先に2ゲームを取った福原だったが、3ゲーム目から丁寧ペースになり、ミスがなくなり、逆転した。日本は惜しい1点を失った。


05月29日(土) 22時17分

水谷「今の実力なら何回やってもこの結果になったと思う」

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 日中のエース対決で水谷は馬龍に敗れた水谷隼。「中国と対戦できたのはうれしいこと。自分の力は発揮できたけど、今の実力なら何回やってもこの結果になったと思う。自分のプレーは悪くなかったけど、相手のイメージはできていたけど、それ以上のプレーを相手はしてきたので、成長しているんだろうと思った。
 強い人とやる時には運も必要だけど、今日は相手のほうがラッキーも多くて、自分に流れが来るのを待っていたけど、最初から最後まで相手ペースで進んだ。守る時にはしっかり守らないといけないのに、競ってくると点数がほしいから攻撃的なまもりになったのがよくなかった」。

05月29日(土) 19時56分

岸川敗れ、日本は中国に0-3で、銅メダルに終わる

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  日本  0 -3   中国
 吉田 6-11、11-9、8-11、2-11  馬琳○
 水谷 6-11、9-11、8-11     馬龍○
 岸川 8-11、11-9、3-11、9-11  張継科○
 水谷  対  馬琳
 吉田  対  馬龍

今大会好調の岸川は張継科と対戦。1ゲーム目から互角の展開で0-1で迎えた2ゲーム目も攻撃が決まり、ブロックにもミスはない。10-9で相手がサービスミスをして、11-9で取り返した。3ゲーム目は11-3で張継科が取り、4ゲーム目、3-3から4-8と離され、4-10から9-10まで追い上げたが9-11で惜しくも敗れ、日本は0-3で中国に敗れた。

05月29日(土) 19時22分

馬龍の強烈な攻撃、水谷を撃破し、中国が2-0と日本を離す

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  日本  0 -2   中国
 吉田 6-11、11-9、8-11、2-11  馬琳○
 水谷 6-11、9-11、8-11     馬龍○
 岸川  対  張継科
 水谷  対  馬琳
 吉田  対  馬龍

 昨日からの勢いか、出足で5-3とリードしたが、その後世界1位の馬龍に連取され5-7、6-11で落とした。どうしても水谷が台から下げられるラリーになってしまう。
 2ゲーム目、馬龍の攻撃が段々早さを増してくるようだ。4-4、4-8、7-10。水谷も前陣での強打を浴びせるが、馬龍は素晴らしい反応でカウンター、9-11で馬龍が連取した。3ゲーム目、水谷の得意のサービスに馬龍はミスをせずに厳しいレシーブで対応。時折、中陣から放つカウンターが水谷を襲う。4-8から8-10、最後は馬龍のフォアドライブの連打が止まらず、8-11で水谷はストレートで敗れた。

05月29日(土) 18時47分

トップ吉田、馬琳のテクニックに脱帽

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日本  1-0   中国
 吉田 6-11、11-9、8-11、2-11  馬琳○
 水谷  対  馬龍
 岸川  対  張継科
 水谷  対  馬琳
 吉田  対  馬龍

 1ゲーム目、世界4位の馬琳のサービス、台上プレーに戸惑った吉田は6本で落とすが、2ゲーム目は9-9から11-9へ。サービスにも慣れ、打ち合いになれば馬琳に引けを取らない強さを見せている。短いラリーなら馬琳、長いラリーなら馬琳だ。
 3ゲーム目、6-6、6-9から8-9に追い上げたところで中国がタイムアウト。中国ベンチはいつもタイムアウトが早い。3ゲーム目までにリードしたほうが試合で勝つという統計を知っているために、いつも早めに取るのだ。そして自分が次にサービス権を持っている時にタイムアウトを取ることが多く、このゲームでも次を馬琳が得点し、8-11で吉田が落とし、馬琳は2-1とゲームをリードした。4ゲーム目は馬琳のワンサイドゲーム、吉田はドライブのボールが決まらずに2-11で落とし、1-3で馬琳に敗れた。

05月29日(土) 17時31分

シンガポール、ドイツを破って決勝へ

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 〈シンガポール 3-0 ドイツ〉
○馮天薇 15、5、7 呉佳多
○王越古 5、-6、3、-8、11 ジルベライゼン
○スン・ベイベイ 7、1、4 ヴィンター

 大健闘の準決勝進出を果たしたドイツだが、シンガポールには歯が立たず。2番ジルベライゼンが回転量の多いバックドライブで攻め、王越古からマッチポイントを奪ったが、逆転された。3番に出場したドイツ女子のホープ・ヴィンターは緊張したのか、ややミスが多く、スン・ベイベイに完敗したが、身体能力を活かした豪快なラリー戦は魅力十分だ。

左写真上はスン・ベイベイ、下はトップで馮天薇に敗れた呉佳多

05月29日(土) 16時40分

ロシアの新星スカチコフ、飛躍のモスクワ大会

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 今大会、エース格のスミルノフとともに、ドイツ男子のベスト8進出の立て役者となったキリル・スカチコフ。192cmの長身から放つ両ハンドドライブは非常に威力があり、またストレートをうまく使う巧みなコース取りが光る。勝負どころでもビビらないメンタルも頼もしい。
 1987年8月6日生まれで、まだ22歳。サムソノフ(ベラルーシ)、メイス(デンマーク)、陳杞(メイス)らの参戦で一気にレベルが上がりつつあるロシアリーグで、これからさらにレベルを上げてくるだろう。昨日のドイツ戦ではトップに出場、ボルから1ゲーム目ゲームポイントを奪い、奮闘した。今大会を飛躍のきっかけにしたいところだ。

05月29日(土) 12時47分

28日の男女準々決勝。ドイツが地元ロシアにストレート勝ち

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●男子準々決勝
 〈中国 3-0 ベラルーシ〉
○馬龍 8、9、2 サムソノフ
○王皓 2、6、-6、7 チチェチニン
○許シン 3、10、7 プラトノフ

 〈ドイツ 3-0 ロシア〉
○ボル 11、6、5 スカチコフ
○オフチャロフ -9、4、3、-5、7 スミルノフ
○ズース 9、-8、6、-6、5 クズミン

●女子準々決勝
 〈中国 3-0 オランダ〉
○劉詩ウェン 9、-2、5、9 リー・ジャオ
○丁寧 8、-10、4、-8、7 リー・ジエ
○郭炎 3、3、2 ノウウェン

左写真:ロシアのエース・スミルノフをゲームオールで破り、ロシアの観衆のため息を誘ったオフチャロフ。中陣からのバックドライブは抜群の威力を誇る

05月29日(土) 3時51分

福原「最後まで勝てると信じていた。今日は誰一人欠けても勝てなかった」

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 日韓戦のラストで完璧な試合で朴美英に勝った福原のコメント「北京五輪で2回も負けて、メダル決定戦での韓国の(勝利の)キャーッという声が耳から離れなくて、試合前も思い出して、絶対に勝つという気持ちがあった。最後まで勝てると信じていた。今日は誰一人欠けても勝てなかった。
 ずっと中国とやりたいと思っていた。満足しないで、大舞台で中国とやれるのはうれしい」

05月29日(土) 2時27分

日本女子メダル獲得、ついに韓国に勝利!

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   日本 2対2  韓国
○平野 12-10、9-11、14-12、6-11、11-8   朴美英
 福原 11-7、5-11、11-7、8-11、7-11   金キョン娥○
○石川 9-11、7-11、11-9、11-8、11-6   唐イエ序
 平野 11-13、12-10、6-11、13-11、7-11 金キョン娥○
 福原 11-6、11-13、11-7、11-4    朴美英

ラストの福原は粘りとバックハンド強打で1ゲームを先取し、2ゲーム目もリードしていたが、ジュースで落とした。しかし3ゲーム目、途中挽回し、最後はサービスエースで11-7。勝利に王手をかけた。4ゲーム目、福原のブロックは鉄壁、カウンターも炸裂した。10-4とマッチポイント。最後はフォアハンドが決まり4時間54分の死闘にピリオドを打った。すごい、強いニッポン!!メダルだ

05月29日(土) 1時53分

平野、最終ゲーム3-7から追いつくも及ばず

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〈日本女子 2-2 韓国〉
○平野 10、-9、12、-6、8 朴美英
 福原 7、-5、7、-8、-7 金キョン娥○
○石川 -9、-7、9、8、6 唐イェ序
 平野 -11、10、-6、11、-7 金キョン娥○
 福原  vs.  朴美英

 平野、最終ゲーム3-7から7-7まで追いついたが、そこから金がサービスからの3球目攻撃とサービスエース、カーブロングで4点連取。日本女子対韓国はついにラストへ突入。なんと4時間20分を超え、今日ラストの地元ロシアvs.ドイツの一戦を待つファンは、平野に大きな声援を送っていたが…。金キョン娥の精神力の強さは計り知れない。

 日本ではもうテレビ東京の中継も終了しているだろう。この歴史的な一戦、最後まで一球も逃さずに見届けます!

05月29日(土) 0時36分

石川、信じられない逆転で唐に勝つ。日本2-1でリードだ

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   日本 2対1  韓国
○平野 12-10、9-11、14-12、6-11、11-8   朴美英
 福原 11-7、5-11、11-7、8-11、7-11   金キョン娥○
○石川 9-11、7-11、11-9、11-8、11-6   唐イエ序
 平野   対    金キョン娥
 福原   対    朴美英

 3番は石川と唐。石川の調子は悪くない。が、1,2ゲーム目を競って落とした。3ゲーム目は2-5から7本連取し9-5と逆転。 10-6から10-9となるが11-9で振り切った。4ゲーム目、石川の両ハンドがノビノビとした軌道を描き、ボールを捕らえる。11-8で唐の前陣ブロックを跳ね返した。
 最終ゲームは、完全に乗りに乗った石川。4-4から一気に9-4、最後は11-6で見事な勝利。アンビリーバブル! すごいプレーだカスミ!!!

05月28日(金) 23時44分

2番で福原が金キョン娥に惜敗、1-1となる激闘

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   日本 1対1  韓国
○平野 12-10、9-11、14-12、6-11、11-8   朴美英
 福原 11-7、5-11、11-7、8-11、7-11   金キョン娥○
 石川   対    唐イエ序
 平野   対    金キョン娥
 福原   対    朴美英

2番は世界8位福原対世界6位金キョン娥の対決。4年間の対戦成績は福原の6戦6敗。しかし、1ゲーム目の1本目から長いラリーとなり、促進ルール狙いかと思いきや、途中から福原が強打を連発し、11-7で先取した。
 2ゲーム目、福原のファインプレーが前半決まるが、5-4から金の攻撃がことごとく決まり、7本連取し、5-11で落とした。3ゲーム目、4-1とリードを奪う福原。5-5に追いつかれるが、再び突き放し11-7で取った。
 4ゲーム目、金が打ち始める。2-7、ほとんどは金の攻撃ポイントだ。 5-10となったが、そこから8-10と追い上げたところで韓国ベンチがたまらずタイムアウト。次にサービスからのバッククロス強打で金が取った。8-11で金が奪取で、2-2になる。すでに日韓戦は2時間を経過した。最終ゲーム、競り合いになるが最後は7-11で金が勝った。しかし、素晴らしい内容だった。

05月28日(金) 22時50分

やった、平野。朴美英に勝ち、日本1-0だ

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   日本 1対0 韓国
 平野 12-10、9-11、14-12、6-11、11-8   朴美英
 福原   対    金キョン娥
 石川   対    唐イエ序
 平野   対    金キョン娥
 福原   対    朴美英

 トップでで、平野は過去4年間で1勝3敗の朴美英と対戦。長いラリーが続く。11-10からも30本を超すような長いラリーで、最後はネットインしたボールを朴がミスして、12-10で1ゲーム目を先取した。
 2ゲーム目、8-10で促進ルール。9-11で落とす。3ゲーム目はスタートから促進ルールを採用。5-1と平野がリードするが、5本連取され、5-6。6-8から9-8、結局14-12でゲームカウントを2-1とする。
 4ゲーム目は6-11で落とし、試合は最終ゲームへ。出足で2-4、8-8、そして11-8。サービス時の積極攻撃が平野の目を覚ましたような試合だった。


05月28日(金) 21時12分

ドイツ女子、歓喜のベスト4進出!

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 〈シンガポール 3-0 ハンガリー〉
○王越古 7、6、8 トート
○馮天薇 7、7、-9、4 ロバス
○スン・ベイベイ 1、11、-7、12 ポータ

 〈ドイツ 3-1 香港〉
 ジルベライゼン -7、5、-1、6、-8 姜華君○
○呉佳多 -6、8、11、8 帖雅娜
○ヴィンター -5、9、-7、8、9 張瑞
○呉佳多 7、-6、9、11 姜華君

 女子準々決勝、シンガポールは順当にハンガリーを下したが、もうひと試合に大きな波乱。ドイツ女子チームはエース呉佳多が帖雅娜、姜華君を連破する大活躍。非常に安定感のあるバックハンドから、フォア表ソフトのキレのある強打が随所で決まる。4番の姜華君との対戦では第4ゲーム8-10から逆転して勝利を決めた。
 また、3番ヴィンターが積極的な回り込み攻撃で、ゲームオール9点で張瑞に勝利。まだ荒削りだが、長身でパワーを活かしたパワードライブは魅力十分。昨年の世界ジュニア選手権の代表だが、若手は大会期間中でも一気に伸びる。2番手のジルベライゼンも姜華君にゲームオールまで迫っており、好調。準決勝のシンガポール戦でも、波乱を起こす可能性は十分にある。

05月28日(金) 21時22分

間もなく決戦、日本女子、韓国と準々決勝

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   日本 対 韓国
 平野   対    朴美英
 福原   対    金キョン娥
 石川   対    唐イエ序
 平野   対    金キョン娥
 福原   対    朴美英

05月28日(金) 19時53分

韓国が日本に続いて準決勝進出

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 韓国 3-1 ハンガリー
○朱世赫 1、-8、11、5 ヤカブ
 呉尚垠 -10、-9、-7 コシバ○
○柳承敏 7、-10、6、10 パジー
○呉尚垠 5、-9、3、7 ヤカブ

 韓国は2番で呉尚垠(左写真)がコシバにストレート負け。3番の柳承敏も左シェークドライブ型のパジーに常にリードを許す展開になったが、バックフィッシュでのしのぎと3球目パワードライブで競り勝った。
 ハンガリーを辛くも下して準決勝に進んだ韓国。しかし、柳承敏、呉尚垠、朱世赫という代表メンバーが揃うのは、今大会が最後になる可能性もある。特に04年アテネ五輪金メダリストの柳承敏は爆発力に欠け、今大会は3番手に甘んじている。

05月28日(金) 18時08分

水谷「中国戦、一番倒したいのは馬龍ですね」

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 エース水谷隼は連日の大奮闘。「唐鵬とは去年とアジア選手権でやっていて、4-3で勝っていたけど、もう少し競ると思ったけど、今チームが良いムードに乗っているのでその流れのまま試合をすることができました。1ゲーム目を取って流れが来て、2ゲーム目を取った時に確実に勝てると思った。
 (疲れは)本当に疲れていて、今日の試合は無理、とこの3日間は思っているし、試合の前には今日は無理と思うんだけど、あとは何も考えずにやるだけ。 みんなが中国戦を見たいと思っている。ぼくも待ち望んでいた。今の実力がどれだかあるか発揮したいですね。この2年間は中国を倒すという目標を掲げて、そのための練習をしてきたので、メチャクチャ楽しみだし、その舞台で倒したい。(秘密のサービスは)それはないです(笑)。プレーは自分の満足するプレーはまだないので、中国との試合では満足できるプレーをしたい。一番倒したいのは馬龍ですね。何度も対戦しているので、これはやってはいけないとか研究もしてきたし、一番負けているので、一番倒したい相手です」
 テレビ解説の松下浩二氏も「完璧な勝利。まだ日本は伸びしろがある」と絶賛。3番で勝利を決めた岸川選手はコメントした。「「2人が勝って回してくれるんで、勢いが完全にこっちにきて試合をできるのでやりやすい。香港で勝てるならたぶんあいつ(江天一)しかいないと思っていたので、オーダー聞いた時にはビックリした。冷静に相手のことを考えて全力でいけたので良かった」。

05月28日(金) 16時50分

岸川勝った! 日本メダル獲った! 準決勝へ

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男子準々決勝
日本 3 対0 香港
○水谷 11-6、11-9、11-3  唐鵬
○吉田 11-9、11-9、3-11、6-11、11-8張ユク
○岸川 11-5、11-9、12-10  江天一
 水谷   張ユク
 吉田   唐鵬

過去の対戦で2勝1敗の江天一と対戦した岸川は第1ゲームを11-5で取る。2ゲーム目、接戦で終盤へいくが最後はサービスエースで11-9で連取。ミスがない。攻撃も安定している。日本メダルまであと1ゲームだ。
3ゲーム目、4-1とリードするも4-4と追いつかれるが、7-7で3球目ドライブ炸裂し8-7、10-8、10-9で日本はタイムアウト。江のブロックが決まり10-10。そして12-10、日本メダル、メダル、勝った、獲った!

05月28日(金) 16時19分

吉田も絶好調か! 張に勝ち、日本2勝目、メダルへ王手

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男子準々決勝
日本 2 対0 香港
○水谷 11-6、11-9、11-3  唐鵬
 吉田 11-9、11-9、3-11、6-11、11-8張ユク
 岸川   江天一
 水谷   張ユク
 吉田   唐鵬

 出だし、4-7で吉田は張ユクにリードを奪われるが、今大会多少のリードなら問題ない。吉田は7-7に追いつき、9-9から2本連続サービスエースを奪い、11-9で先取。
 2ゲーム目、吉田の動きはさらに加速する。8-7からの長いラリーを強打で締め、11-9で競り勝ち、ゲーム連取。勢いがついたと思ったのもつかの間、3ゲームは数分程度でギブアップ3-11。ゲームは2-1で、4ゲーム目に。
 4ゲーム目3-6と離される。そこからあっという間に5-10。吉田にリズムがない。どうした、6-11。昨日半年ぶりで2-2から勝ったという、その最終ゲームに吸い寄せられるように入っていった。
 5ゲーム目、一進一退。2本以上得点差が広がらなかったが、7-8からサービスエース。8-8から2本連続レシーブ得点で10-8、最後はサービスからの3球目攻撃で11-8で吉田勝利、勝利、勝利! メダルへ王手。

05月28日(金) 15時31分

水谷、絶好調。日本、香港に先勝

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男子準々決勝
日本 1対0 香港
○水谷 11-6、11-9、11-3  唐鵬
 吉田   張ユク
 岸川   江天一
 水谷   張ユク
 吉田   唐鵬

 1ゲーム目から水谷が本領を発揮。サービスを効かせながらの攻めと、バック表ソフトフォア裏ソフトの唐鵬に攻められても中陣でしのぎ、相手のミスを誘う。6本で取った。体の調子も良さそうだ。
 2ゲーム目、ラリーが短めになり、唐鵬はリスキーな攻撃で勝負をかけるが、水谷は巧妙にミスを誘い、最後はフォア前のパワーフリックで決め、11-9でゲームを連取した。3ゲーム目は水谷は一転前陣での速いドライブで当方を攻める。5-3から一気に11-3と離し、水谷の快速卓球は止まらず、チームを勢いに乗せる勝利をたたき出した。
 

05月28日(金) 14時57分

日本男子vs.香港の準々決勝で始まる大会第6日目。

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〈日本男子 vs. 香港〉 ※WR=世界ランキング(2010年5月発表)
 水谷(WR11)   vs.   唐鵬(WR19)
 吉田(WR22)   vs.   張ユク(WR20)
 岸川(WR30)   vs.   江天一(WR30)
 水谷(WR11)   vs.   張ユク(WR20)
 吉田(WR22)   vs.   唐鵬(WR19)

 朝10時から行われる日本男子と香港の準々決勝のオーダーが発表された。香港はあまり日本選手との対戦がない唐鵬(右シェーク異質速攻型)を起用。女子チームの帖雅娜の旦那さんだ。日本は2番吉田が昨日のシュラガー戦の勝利で、一気にブレイクするか?

05月28日(金) 5時53分

女子決勝トーナメント1回戦。韓国が勝利し、明日日本女子と対戦

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●女子決勝トーナメント1回戦
〈オランダ 3-2 ポーランド〉
○リー・ジャオ 7、8、6 パルティカ
 リー・ジエ 10、-6、-6、10、-5 リー・チェン○
 ティミナ 10、-3、-9、-9 シュ・ジエ○
○リー・ジャオ 5、-9、-8、14、8 リー・チェン
○リー・ジエ 10、-12、-6、9、9 パルティカ

 〈韓国 3-1 クロアチア〉
 朴美英 8、-9、-7、3、-9 バクラ○
○金キョン娥 1、4、7 デュラク
○唐イェ序 6、-7、-7、12、7 バイダ
○金キョン娥 5、12、8 バクラ

 〈ドイツ 3-1 ルーマニア〉
 ジルベライゼン -10、-9、10、3、-8 サマラ○
○呉佳多 1、-5、-11、10、6 ドデアン
○ヴィンター 10、-8、5、-12、6 スッチ
○呉佳多 -5、7、4、9 サマラ

 〈ハンガリー 3-1 チャイニーズタイペイ〉
○トート -9、-9、4、6、10 鄭怡静
 ロバス -5、-11、-7 黄怡樺○
○ポータ 7、7、2 熊乃儀
○トート -9、-5、4、10、7 黄怡樺

 韓国はトップで朴美英がバクラに惜敗し、3番でも唐イェ序が第4ゲーム8-10でマッチポイントを握られたが逆転勝ち。思わぬ苦戦となったが、クロアチアを制して明日の日本女子への挑戦権を得た。

05月28日(金) 2時09分

ベラルーシ、ロシア、ハンガリーがベスト8入り

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●男子決勝トーナメント1回戦・日本戦以外の試合

〈ベラルーシ 3-0 ポーランド〉
○サムソノフ 7、4、8 チョイノフスキ
○チチェチニン 2、8、6 ゴラク
○プラトノフ 5、-9、9、12 スッフ

 〈ロシア 3-1 チェコ〉
○スミルノフ 9、9、8 シモンチク
 クズミン 8、-4、6、-7、-9 プロコプコフ○
○スカチコフ 9、9、9 ウラブリク
○スミルノフ 7、8、10 プロコプコフ

 〈ハンガリー 3-2 スウェーデン〉
 ヤカブ 3、-7、9、-10、-6 イェレル○
○コシバ 11、-8、6、7 ルンクイスト
 パジー -7、-4、7、-8 スヴェンソン○
○ヤカブ 11、7、8 ルンクイスト
○コシバ 5、4、6 イェレル

 79年世界選手権団体優勝の古豪ハンガリーが久々にベスト8進出。その立役者となったのは、日本戦で岸川を大いに苦しめたコシバ(左写真)。長身から放つ強烈なバックドライブで、イェレルをノックアウトした。

05月28日(金) 1時53分

水谷「本当に苦しい試合でした」

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「本当苦しかったですね。1ゲーム目をジュースで落としたのが苦しかった。途中から1本バックに打ったら次はフォアへ回すように意識しました。決め球はフォア側から相手の懐に入るミドルへの攻撃だった。3ゲーム目を何とか取って流れを変えようとして、一球一球が勝負でしたね。無我夢中であまり試合の記憶がない」と水谷。
「「吉田さんと隼がすごい試合をして2-0で回してくれたので本当にやりやすかった。今日しっかり休んで、最高の準備をして明日を迎えたい」と日本の勝利を決めた岸川。

05月28日(金) 0時14分

勝ったニッポン、岸川がガルドスを破り、準々決勝へ

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3番 岸川 対 ガルドス 12-10 10-12 11-8 11-9

岸川は第1ゲーム目、3-7、7-10とリードを奪われるが、ここから5本連取し、ゲームを奪った。流れは完全に日本に来ている。ところが、2ゲーム目8-4でリードを奪い、完全な岸川ペースかと思われたが、8-8と追いつかれ、結局10-12で落としタイゲームとなった。イヤな展開で落とし2ゲーム目を、次の3ゲームで払拭した岸川は11-8で再びゲームをリードし、日本の勝利へ王手。
 4ゲーム目、岸川のドライブがガルドスを襲う。2-5から5本連取で7-5、そして11-9で勝ち、日本はオーストリアを3-0で破り、準々決勝を決めた。次は香港戦だ。



05月27日(木) 22時43分

水谷、陳衛星を大接戦の末に破り、日本が2-0でリードだ

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2番 水谷 対 陳衛星 18-20 10-12 11-7 11-9 11-7
 陳衛星はバックカットとフォアのドライブを組み合わせる変則スタイル。Da一発で撃ち抜くのが難しい水谷はラリー戦で粘り強くやるしかない。陳のバックカットはほとんどノーミス。フォアのドライブをブロックし、ミスを誘う水谷。いきなりジュースの接戦、要所で水谷のミドル攻めも効いているが、陳も負けてはいない。早くも15-15でボールも割れた。結局18-20で激しい1ゲーム目は陳が取った。
 2ゲーム目も激しいラリーが続く。水谷がリードを奪っても3本以上開かない。最後に9-9と追いつかれ10-12で落とした。3ゲーム目は水谷のペースで陳のしつこさもなくなり、11-7で取り返した。
 4ゲーム目、一進一退の展開が続くが、最後は水谷がしっかりと打ち、守り11-9と取り、2-2に戻した。最終ゲーム、流れは水谷に来ている。5-1と離してチェンジエンド。しかし6-2から6-6と追いつかれるが、7-6でサービスエースで8-6、そして9-6、9-7、10-7、そして11-7で水谷が勝利!日本は2-0でリードだ。

05月27日(木) 22時25分

日本対オーストリア、吉田、シュラガーに勝ち、1-0

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日本 1-0 オーストリア
1番 吉田 対 シュラガー 7-11 11-8 7-11 11-6 11-9

 トップは吉田対元世界チャンピオン(03年)のシュラガー。日本はカット+攻撃の陳衛星をつかまえるために吉田を2点起用した。1ゲーム目、吉田は硬い。いきなり0-4と離され、7-7と追いつくも、その後もドライブが決まらず、7本で落とした。
 2ゲーム目はやや硬さのほぐれた吉田。3-6から7-7、10-7と離すが、最後はバックプッシュが決まり、8本で取り返した。3ゲーム目、1-3、2-4、3-5と2本の差がなかなか縮まらない。要所で吉田のレシーブが浮き、ブロックにもミスが出て、7-11で落とし、ゲームカウント1-2となった。
 4ゲーム目、3-3から6-3、9-6、で最後は11-6で吉田。両者、ラリー戦というよりも斬り合うような展開になっている。吉田もだんだん調子が出てきた。
 最終ゲーム、出足でササッと点を取りに行くシュラガー。その差を何とか詰めたいが詰められないで終盤へ。8-9でシュラガータイムアウト。吉田のドライブが決まり、9-9に追いつく。次を渾身の飛びつきで10-9のマッチポイント。最後は吉田のドライブをシュラガーがブロックミスして11-9で先勝。いいぞ、吉田、がんばれジャパン!


05月27日(木) 20時31分

メイス選手がブースに登場!

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 試合の合間に、メーカーブースに登場したミカエル・メイス選手。故障の状態が心配されるが、美少女とのツーショットはまんざらでもない様子?

05月27日(木) 19時06分

日本女子、準々決勝で韓国と当たる厳しい組み合わせ

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 女子チャンピオンシップの決勝トーナメントのドローが行われた。予選グループDを全勝で通過した日本は準々決勝からの出場だが、なんとシード下に韓国が入ってきた。韓国が香港に予選グループで敗れ、2位となったことで生まれた不運のドローだが、なんとかここを乗り越えるしかない。合宿でのカット対策の成果を見せることができるか?


05月27日(木) 16時50分

藤井「出ている選手をみんなが信じて、出ている選手も自分を信じてやるだけです」

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1時間あまりでスロバキアに圧勝。2時間後のドローを控えた村上恭和監督のコメント
「初めて出た藤沼は良かったし、藤井も良かった。石川はまだ本調子ではないけれど。自分から打つ時のコース取りや、つなぐのか決めるのかという判断力の部分です。そういう一瞬の組み立てができていないので、今のままではトップには勝てない。これから決勝トーナメントのドローなので、それを見て練習を始めます」。

 2回目の出場を落ち着いたプレーで締めた藤井寛子のコメント
「1戦目よりは緊張しなかったけど、明日以降につながるようなプレーをしようと心がけました。チームの雰囲気はとてもいい。みんなのために協力して、試合で良いプレーができるようにと一人ひとりが思っているので、雰囲気はとても良い。どの試合も厳しくなってくるので、出ている選手をみんなが信じて、出ている選手も自分を信じてやるだけです」

05月27日(木) 16時36分

日本女子、スロバキアに完勝して準々決勝進出を決める

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〈日本女子 3-0 スロバキア〉
○藤沼 4、3、5 マルチェコバ
○石川 9、7、8 バラージョバ
○藤井 6、2、2 フデコバ

 「意外な伏兵がいるか?」と思われたスロバキアだが、ふたを開けてみれば日本女子には全くのノーチャンス。すでに13~24位トーナメントに回ることが決定しており、モチベーションも低かったのか、ほぼ無抵抗のまま日本女子に敗れた。トップ藤沼は初出場だったが、ポーカーフェイスで確実にポイントを稼いだ。
 日本女子、これで予選グループDを5戦全勝で通過。明日の準々決勝の対戦相手は、今日13時から行われるドローで決定する。左写真は今大会の初陣をストレート勝ちで飾った藤沼亜衣

05月27日(木) 15時13分

5月27日のタイムスケジュールはこちら!

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●5月27日のタイムスケジュール
10:00~(日本時間15:00~) 女子予選グループ第5戦 日本女子 vs. スロバキア
16:30~(日本時間21:30~) 男子決勝トーナメント1回戦 日本男子 vs. オーストリア
19:30~(日本時間27日0:30~) 女子決勝トーナメント1回戦

 日本男子は昨日のドローにより、オーストリアとの対戦が決定。女子はスロバキアに勝利すれば夜の決勝トーナメント1回戦は免除、明日の準々決勝からの出場となる。

05月27日(木) 13時55分

男子予選リーグ結果

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05月27日(木) 4時34分

松平健太選手、スペイン後のコメント

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★松平健太選手、スペイン戦後のコメント

「1試合目は前のハンガリー戦と同じような感じで、2度同じ失敗をしてしまったけれど、3番の張さんの試合から勇気をもらって、4番では良い感じの気持ちで戦うことができた。
 技術面も少しはよくなってきたけど、4番は気持ちの面が良かった。技術面がもっと良くなってくれば、もっと良いプレーができると思います。もう後もないし、気持ちで勝たないといけないと思った。向かって行く気持ちで、声を出す、自然とそういう感じになりました」

 09年世界選手権横浜大会で馬琳(中国)と大激戦を演じた松平健太選手。完全復活にはまだ遠いが、4番のマチャド戦では前陣での非常に打球点の早いバックハンドで、マチャドのプレーを完全に封じた。復活の足がかりはある。この天才選手が再び覚醒すれば、日本男子チームにとってこれほど頼もしいことはない。

05月27日(木) 1時01分

日本男子、スペインに3-2で辛勝

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〈日本男子 3-2 スペイン〉
 松平 -5、-8、-8 カンテロ○
 吉田 -10、9、-8、8、-9 マチャド○
○張 4、5、-6、6 カルネロス
○松平 9、7、7 マチャド
○吉田 -7、7、9、7 カンテロ

 日本男子、本日2試合目となるスペイン戦は予想外の大接戦となった。
 日本はドイツ戦で2点起用した水谷と岸川を温存し、松平、吉田、初出場の張という布陣。決勝トーナメントに向けて、3番手を誰でいくべきか、その判断材料になるであろうオーダーである。
 トップの松平は、ベテラン・ペン表速攻のカンテロと対戦。いまだ切れ味の戻らぬ松平は、カンテロのスマッシュを封じられず、さらにサービスまで打ち抜かれまさになすすべなしで敗退。
2番は、ドイツ戦で悔しい敗戦を喫した吉田がマチャドと対戦。なんとか気持ちを切り替えて攻め切りたいところだが、予想外のマチャドの巧みな台上&ブロックに苦しめられ、吉田はまたしても敗れた。

 完全に悪い流れのまま3番で張が登場。世界戦初出場の張だったが、気迫のプレーで相手を圧倒し、安定したプレーで崖っぷちの日本を救った。
 そして4番は松平。これまでの不調を考えるとかなり厳しい試合が予想されたが、追いつめられた松平は少しずつ切れ味を取り戻す。ミスの多かったバック対バックのラリー戦でも安定したプレーを見せ、カウンターも炸裂。それまでのプレーが嘘だったかのような戦いぶりでストレートで勝利した。

 ラストは吉田対ペン速攻のカンテロ。スマッシュで攻めるカンテロ、しのぐ吉田という展開では、さすがに苦しく第1ゲームを吉田が落とす。しかし、「この試合で負けたら引退するつもりだった」という気持ちを胸に奮起した吉田は、持ち前のフォアドライブでのプレーを貫き、追い上げると、3ゲーム連取し、勝利。
 格下相手のぎりぎりの試合ではあったが、最後に根性を見せた日本が逆転勝利をおさめ、リーグ戦2位通過を決めた。

左写真上はラストで対戦した吉田海偉、下はカンテロ(スペイン)

05月26日(水) 21時31分

平野「今日は静かに集中して入るように注意しました」

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トップで先陣を切り、ドデアンを沈めた平野早矢香のコメント
「トップは緊張しました。昨日、ギリギリの試合を乗り越えたので、自信もあるけど、浮かれないようにしようと思った。今日負けたら昨日の勝利も意味がないので、今日は静かに集中して入るように注意しました。
 昨日、何回も映像が(頭に)出てくるくらいに頭にあったけど、今日は静かに入ろうと良い調整ができた。
 愛ちゃんともベンチで話をしていたけど、ルーマニアもタイペイに負けているから、気持ちが違うし、もしタイペイに勝っていれば戦い方も違ってくると思う。心の準備とかが大切だった。良い形で決勝トーナメントに入りたいし、体調にもしっかり注意してやりたい」

05月26日(水) 19時57分

日本女子、1時間あまりでルーマニアに完勝

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 日本女子 3-0 ルーマニア
○平野 6、7、10 ドデアン
○福原 14、5、6 サマラ
○石川 10、3、3 スッチ

 日本女子はグループ1位通過をかけてルーマニアと対戦。接戦が予想されたが、オールストレートであっという間にルーマニアを下した。ドデアン、サマラのツインエースを平野、福原がしっかり抑え、石川もスッチに完勝し、エンジン全開だ。これで日本女子は決勝トーナメント進出が決定。明日のスロバキア戦にも勝って、気持ちよく全勝、1位通過といきたい。

左写真はトップで対戦した平野(上)とドデアン(下)

05月26日(水) 19時24分

水谷「次のスペインに勝って、決勝トーナメントでがんばりたい」

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ボルにも勝ち、2点をたたき出した水谷隼のコメント
「調子はそれほど良いわけではないし、用具調整もあまりうまくできなくて、試合前に不安があったけど、最後は気持ちで勝てた。気持ちが一番大事です。この結果は変わらないので、次のスペインに勝って、決勝トーナメントでがんばりたい」

惜しい試合を逃した岸川聖也のコメント
「試合自体はすごく良かったと思う。競り合いになったら悪い部分というよりはあっちにラッキーがあったり、こっちにラッキーがあったりと、試合というのはそういうものなので……。日本は全員良いプレーはしていた。ぼくがボルに2-1でリードしたり、吉田さんも2-0でリードしたり、そういう試合を落としたらきついですね。3-0、3-1で勝たないといけない。
 まだ予選リーグなので、2位通過でも優勝の可能性はあるので、まだ全然大丈夫です」

05月26日(水) 18時39分

岸川惜しくも敗れ、日本はドイツに2-3で敗れる

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5番 岸川 オフチャロフ 6-11 11-7 8-11 10-12

 ラストの岸川とオフチャロフの対決。1ゲーム目はオフチャロフのバックハンドが炸裂し、6本でオフチャロフが取ったが、2ゲーム目3-6から岸川は7本連取して10-6、そして11-7で岸川が取り返した。
 第3ゲーム、またもやオフチャロフが8本で取り、勝利に王手をかける。第4ゲームは岸川が僅差リードで試合を進め、10-7とゲームポイントを取ったが、そこから逆転負けで日本は惜しくもドイツに敗れた。


05月26日(水) 17時24分

4番で水谷、ボルを破り、2-2に持ち込む

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4番 水谷 ボル 12-10 11-9 5-11 9-11 11-9

 エース同士の対決、水谷対ボル。第1ゲームの出足から水谷リードを奪うが、ボルが挽回し9-9、先にボルが取り9-10。ここから水谷が積極攻撃で12-10と先取した。2ゲーム目はシーソーゲーム、取られて追いつくというパターンで8-8。ここで水谷のナックルレシーブを2本連続ボルがネットミス。10-9からサービスエースで11-9とゲームを連取した。
 3ゲーム目を5本で奪い返したボル。4ゲーム目は5-0と水谷がリードしたが、6-6で追いつかれ、8-6、8-8、9-10とめまぐるしく進んだが、水谷のわずかに台から出たサービスを見逃さなかったボルはさすが、11-9でボル。最終ゲームに持ち込まれた。
 最終ゲームはまた苦の互角の展開となった。手に汗握るスコア展開となった。9-9からボルのハーフロングサービスに対し、ナックルドライブレシーブでボルのネットミスを誘い、最後はボルのドライブをしのぎ、11-9でラストの岸川につなげた。

05月26日(水) 17時08分

3番吉田、痛い逆転負けで、日本は窮地に立つ

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3番 吉田 2-3 ズース 11-6 11-9 9-11 9-11 4-11

 3番の吉田はズースと対戦。早い両ハンドで攻めたいズースに、長いラリーでの打ち合いに持っていきたい吉田。吉田のドライブがうなりをあげてズースのコートに突き刺さる。11-6で1ゲーム目を先取した。続く2ゲーム目はラリー戦にならないが一進一退を続け、最後は9-9から吉田が突き放し、ゲーム2-0とした。
 3ゲーム目からズースは打ち合いに持ち込まず、早めにバック強打で吉田のフォアを攻める。リスキーなズースの攻めが功を奏し、4ゲーム目も連取し、最終ゲームへ。
 第5ゲーム、ズースのペースで1-6、4-7から一気に4-11と勝負は決した。台上の甘さをズースに突かれ、焦りが出てラリー戦でもミスが出た吉田。日本は痛い1点を落とした。
 


05月26日(水) 16時19分

岸川、ボルと互角。しかし、最後力及ばず 日本1-1ドイツ

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2番 岸川 2-3 ボル
4-11 11-8 11-9 2-11 7-11
 日本はプロツアーでボルにも勝っている岸川を2点起用。その岸川は1ゲームを4本で落とした。ボルの集中力も相当に高い。2ゲーム目0-3とリードを奪われるが5本連取し5-3にする、そのままリードを守り11-8で木々川が奪い返す。クロスへのバックハンド強打が決まった。
 第3ゲーム、一進一退の攻防。岸川が先にゲームポイントを取り、最後はフォアストレートにカウンタードライブを決め、11-9と連取。熱い戦いだ!
 第4ゲーム、あとのないボルは台上強打、前陣強打でファーストストライクを見逃さずに攻め、11-2と岸川を圧倒し、最終ゲームにもつれ込んだ。
 最終ゲームでスタートボルが3-0とリードしたところで日本はタイムアウト。このゲーム、岸川は主導権を取れずに3本以上連取できない。7-11で岸川はボルの前に沈んだ。しかし、ガッツあふれるそのプレーはチームの勢いを落としていない。

05月26日(水) 15時35分

水谷、驚異の集中力でオフチャロフに勝ち、日本1-0ドイツ

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日本対ドイツ
1番
水谷 対 オフチャロフ
14-12 12-10 11-8

 日本対ドイツのグループリーグ最大のビッグマッチがスタートした。トップは世界11位の水谷と15位のオフチャロフの対戦。第1ゲームから激しいラリーが続く。水谷が柔らかいボールを織り交ぜながら打つとオフチャロフはカウンターで狙う。6-3のリードをオフチャロフは5本連取で6-8にするが、結局ジュースで14-12と水谷が先取した。
 第2ゲームの出足からオフチャロフの猛攻が続く。水谷は守勢に回され、そのブロックをオフチャロフがフォアへ打ち抜く展開だ。2-3からオフチャロフが6本連取で2-9と離す。4-10とゲームポイントを取られてこのゲームはダメかと思われたが、ここから驚異の挽回。12-10と8本連取でゲームを連取。水谷の集中力の高さが際立っている。
 第3ゲーム目、いきなり5本連取で、ゲームをまたいで13本連取の水谷。7-1まで離す吾、8-6まで詰められたところで水谷がタイムアウト。ここから水谷、落ち着いて相手を見て11-8で、ストレートでオフチャロフを破った。

05月26日(水) 14時32分

大会第4日目。全日本男女チームのタイムスケジュール

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★5月26日の日本男女チームのタイムスケジュール
10:00(日本時間15:00) 日本男子vs.ドイツ
13:00(日本時間18:00) 日本女子vs.ルーマニア
16:30(日本時間21:30) 日本男子vs.スペイン

朝一番の大一番、日本男子がドイツと予選グループDの1位通過をかけて激突する!

05月26日(水) 12時05分

女子予選3日目までの勝敗

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05月26日(水) 12時04分

男子予選3日目までの勝敗

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05月26日(水) 1時09分

水谷隼「明日はボルを倒して世代交代を見せつけたい」

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★水谷隼、デンマーク戦後のコメント

「今日は全体的にちょっと疲れた。大会も3日目になってきて、試合期間は長い。『毎回ベストなプレーを』とは言われるけど、最初のうちに力を使いすぎると、大事な試合で本当の力が出せなくなってしまう。明日が一番大切な試合なので、明日に向けて、今日は…あまり良い内容ではなかった。
 明日はぼくがボルとやると思うので、その試合が一番大事になると思う。ボルと前回やったのは1年以上前だし、自分も成長している。特に奇策とかはないですが、自分の力を信じてやっていきたい。ボルを倒して、世界的にも世代交代をしているところを見せたい」

05月25日(火) 23時15分

メイス欠いたデンマークを、日本寄せ付けず

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 日本男子 3-0 デンマーク
○水谷 -9、6、9、8 コングスガード
○吉田 9、6、7 ラスムッセン
○岸川 6、-8、9、4 ベンツェン

 現ヨーロッパチャンピオンのメイスは大臀筋の故障で欠場。メイスのいないデンマークは絶好調、日本の敵ではなかった。落としたゲームは水谷と岸川の計2ゲームのみ。女子の神懸かり的な勢いをもらったのか。今の日本男子にスキはなし。これでいよいよ明日10時からの大一番ドイツ戦を全勝で迎える。

 左写真下は威力あるフォアドライブで水谷に対抗したコングスガード

05月25日(火) 22時17分

平野「あ~、本当にすいませんでした。でもありがとうございました」

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 奇跡か、夢か、すごいぞ平野。3度のマッチポイントを跳ね返し勝利した平野早矢香のコメント

 すいません。すごい試合にしてしまいました。2ゲーム目も取れたと思うし、5ゲーム目もリードしたんですけど、相手の気持ちも変わるし、すべて自分だけが悪かったわけではないけど、やっぱりもっと抑えるところは抑えたかった。
 昨日負けていたんで、昨日から今日への切り替えが難しかった。2番の黄怡樺は結構前だけど2連敗していて、こういう展開も想定していた。ただ一方的な形で前半入ったので何とか相手を崩すチャンスを見つけようと思った。1ゲーム目を取りたかったけど、なんとか9本まで行ったのが良かった。

 1試合目を良い雰囲気で試合ができたので、その雰囲気になるようにして、5番ということを意識しないでやるようにして出足はかなり良かった。マッチポイントを3回取られたのは記憶にないんですよ。最後の自分のマッチポイントの時は取れると思った。その1本を取るまでは何回も怖かった。(終盤にミドルへのショートサービスをフォアへフリックされた)あれはイヤな流れでした。サービスを変えてうまくできた。

 (勝った瞬間は)取りあえずこの試合を乗り切ったと。最後の1球が床に落ちるまでは何が起きるかわからないという気持ちでいました。とにかくどうにかするしかないと思って、その気持ちが終わった。でも明日もあるから、2,5ゲームを抑えるところを抑えないといけない。それを今日の試合が教えてくれた。
 あ~、本当にすいませんでした。でもありがとうございました。記者の人の気持ちもみんなの気持ちも伝わるんですよ。ホントに伝わるんですよ。だから最後まで頑張れて良かった。

05月25日(火) 21時07分

日本勝った!勝った! ラスト平野が3回のマッチポイントを跳ね返した!

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〈日本 3-2 チャイニーズタイペイ〉
 福原 -8、7、9、-11、-8 鄭怡静○
○平野 -9、9、5、8 黄怡樺
 石川 -9、8、8、-7、-9 陳思羽○
○福原 6、10、5 黄怡樺
○平野 7、-11、-6、3、12 鄭怡静

 日本、ラスト平野が9-10、10-11、11-12と握られた3回のマッチポイントを懸命のプレーで跳ね返し、チャイニーズタイペイに勝利!!


05月25日(火) 19時17分

日本女子、タイペイ戦は前半終えて1-1。

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〈日本 1-1 チャイニーズタイペイ〉
 福原 -8、7、9、-11、-8 鄭怡静○
 平野 -9、9、5、8 黄怡樺
 石川     陳思羽
 福原     黄怡樺
 平野     鄭怡静
 


 現地時間13時からの女子予選グループ第3戦で、昨日ルーマニアを破ったチャイニーズタイペイを迎えた日本女子。タイペイの実力は本物だった。トップに出場した鄭怡静(左写真下)は、若さに似合わず冷静なプレー。バックドライブの連打は威力と安定性を兼ね備えており、要所で思い切り良く回り込み、バックストレートへフォアドライブを打ち込んだ。福原も得意のバックフリックからの速攻を見せたが、トップというプレッシャーもあり、格下相手にやや固くなったか。表情に元気がなかった。第4ゲーム11-10で握ったマッチポイントを決めきれず、涙を呑んだ。

 2番平野は以前の対戦で敗れているという黄怡樺と対戦。堂々たる体格から両ハンドのパワードライブを放つ黄怡樺に1ゲーム目0-7とリードされ、「日本危うし」のムードが流れたが、ここからが全日本5連覇の女王の真骨頂。黄怡樺とまともに打ち合っては不利になると、レシーブから粘り強くループドライブで攻め、黄怡樺のミスを誘った。黄怡樺はサービスをことごとく打たれてナーバスになり、終盤は完全に平野の術中にはまった。
 3番には昨日団体戦初勝利を挙げた石川佳純が登場。

05月25日(火) 15時37分

会場の外では大きなマーケットが立っている

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 オリンピックスタジアムの近くでは、書籍や雑貨など、さまざまなものを扱うテントが並んでいた。大会の開幕前に、メーカーのブースの予定地に並んでいたものが外に追い出されたのか。…とは小さいが、所狭しとものが並んでいる。今日のモスクワは少し風が強い。

05月25日(火) 13時11分

大会第3日目、日本男子はデンマーク、女子はチャイニーズタイペイと対戦

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 大会第3日目の5月25日。全日本男女チームの対戦スケジュールは以下のとおり。

13:00~ (日本時間18:00~) 日本女子 vs. チャイニーズタイペイ
16:30~ (日本時間21:30~) 日本男子 vs. デンマーク

 女子のチャイニーズタイペイは黄怡樺、男子のデンマークはメイス。日本男女チームは相手チームの強力なエースと対峙(たいじ)する。水谷隼と福原愛がエース対決を制するか?
 今日のオリンピックスタジアムも熱い!

左写真は昨日23時近くまで熱戦を展開した、男子のスウェーデン対チャイニーズタイペイ。スウェーデンはラストのパー・イェレルが呉志祺に競り勝ち、歓喜の勝利!

05月25日(火) 1時56分

日本中の日本式ペンドラに送る

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 日本式ペンドライブ型の選手が泣いて喜びそうな構図を見せてくれたのが、北朝鮮のイ・チョルグク。強靭な脚力を活かし、3球目攻撃と連続フォアドライブをビシビシ決めていた。

05月25日(火) 1時09分

アポローニャ、フレイタスでポルトガルが強豪撃破

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 ポルトガルがブレイクしている。男子の予選Dグループで北朝鮮、オーストリアをいずれも3-2で破った、中でもオーストリア戦はラストでフレイタスがガルドスをゲームオールのジュースの大激戦の末に下した。ビッグマッチだった。
 今大会、世界ランク43位のモンテイロはいまいち波に乗れないが、アポローニャが4勝し、フレイタスも大活躍。残る香港戦、シンガポール戦も楽しみになってきた。

05月24日(月) 23時52分

宮崎監督「3人とも1ゲーム目から全開でいけた」

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★絶好調の日本チームを率いる宮崎義仁監督のコメント

 昨日の試合では緊張があったので、その反省を生かして、声を出していこう、足を動かしていこう、相手のミドルを突こう、というこの3つを守ろうと話をした。水谷が出足でサービスエースを取ってもヨシと声を出していたし、3人とも1ゲーム目から全開でいけた。見ていて安心だし、気持ちが入っていたし、今日は会心の試合だった。今日みたいな試合をしていれば何とかなるだろうという自信につながった。

 吉田の起用は昨日の夜に決めました。健太が良かったら健太で行こうと思っていたけど、また健太を使ってもしダメだったら悪い方に持っていってしまうので、良いタイミングで吉田を使い、それに吉田も応えてくれた。大舞台でも十分に自分の力を発揮できる、使える選手になった。彼はポイントゲッターになっていく。ただ吉田は相手のサービスが良かったりすると急に狂ってしまうこともあるので、事前に研究させていけば大丈夫。
 明日はデンマーク戦で、中国で水谷は初めてメイスに勝っているし、他のメンバーには負けないと思うので……。今日はもう少し苦しい試合になると思ったが3-0で勝てた。この波に乗っていきたい。相手が強くなればなるほどもっと元気が出てくると思う。すごく良い雰囲気で戦えた。岸川もいろんな引き出しがあって、最後に何とかしてくれる。

05月24日(月) 22時37分

日本男子、絶好調で2勝目を挙げる

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 日本男子 3-0 クロアチア
○水谷 1、7、4 コラレク
○吉田 1、7、4 ガチーナ
○岸川 3、9、-8、12 トシッチ

 日本男子は現地時間の午後4時半からクロアチア戦に臨んだ。世界チームランキング11位のクロアチアを相手に、トップ水谷、2番吉田がストレートで相手を圧倒。3番の岸川も3-1で世界54位のトシッチを下し、日本は圧倒的な強さを見せてクロアチアを退け、2勝目を挙げた。

 日本男子、明日の相手はメイスのいるデンマークだ。

左写真は3番で対戦した岸川(上)とトシッチ(下)

05月24日(月) 21時27分

日本のライバル、ルーマニアがタイペイに敗れる

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タイペイ女子のエース黄怡樺

〈チャイニーズタイペイ 3-1 ルーマニア〉
○黄怡樺 3、-9、5、8 サマラ
○鄭怡静 2、-8、9、7 ドデアン
 熊乃儀 -7、6、-3、7、-7 スッチ○
○黄怡樺 -3、7、10、7 ドデアン

 女子D組で日本と1位争いを演じると思われていたルーマニアに敗れた。エースの黄怡樺がサマラ、ドデアンというツインエースを撃破。日本はそのタイペイと明日対戦する。ビッグゲームになるだろう。

05月24日(月) 19時34分

愛ちゃん、強いぞ。ロシア戦で2点奪取!

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日本女子 3-1 ロシア
 平野 10、-9、-10、-8 チホミロワ○
○福原 2、3、3  ノスコワ
○石川 10、6、3  ミハイロワ
○福原 3、5、8 チホミロワ

 4番で福原がチホミロワを全く寄せ付けず、世界ランク8位のエースとしての働きを見せた。平野が試合を落とした後も、バック表ソフトの変化のあるボールを軸に、淡々と落ち着いた試合ぶりが光っていた。完全にモスクワのオリンピックスタジアムを自分の庭にしたか!?

★福原愛、ロシア戦後のコメント
「昨日は勝ったけど、負け試合と同じような試合で内容がひどかったので、反省して今日の試合に臨みました。今日は淡々とプレーすることを心がけていたので内容的にも良かった。トップの平野さんは実力で負けたわけではなかったので、身を引き締めてやれました。
 (4番は)自分が2点取って最後をキチッと締めたらいいけど、自分が負けても5番に平野さんがいるし手堅いので、ノビノビとできた。昨日の試合で挽回されて負けたので今日は気を引き締めてやれました。昨日の試合で苦しい試合をしたので、しっかり集中して毎試合に臨みたい。明日のタイペイはさらに気を引き締めてがんばります」

 同じグループDでは、日本の最大の強敵と目されたルーマニアがチャイニーズタイペイに敗れる波乱が起きている。明日のタイペイ戦は、非常に重要な試合になってきた。

05月24日(月) 19時17分

日本女子、ロシアに対して2-1とリード

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 日本は第2戦で世界チームランキング20位のロシアと対戦。トップでいきなり平野がロシアチャンピオンのチホミロワに1-3で敗れた。バック対バックで相手のほうが上。フォアで勝負をかけるもミスが多かった。しかし、2番で福原がノスコワにストレート勝ち、3番の石川もカットのミハイロワに快勝し、日本は2-1とリードした。4番の福原で一気に勝負をつけたい。

05月24日(月) 16時06分

メーカーのブースも営業中!

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 大きな大きなオリンピックスタジアム。観客席の外にはメーカーのブースも多数展開されている。モスクワっ子の財布の紐(ひも)は固いのか、どうか。価格は日本とそれほど変わらないようだ。

05月24日(月) 15時21分

大会第2日目、全日本男女チームの戦いぶりは?

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 モスクワ大会第2日目の5月24日。3日間晴天が続いていたモスクワは今日は曇り、朝からポツポツと雨も落ち始めている。

 今日は全日本男子チームはクロアチア、女子はロシアとともにヨーロッパ勢との対戦。男子が対戦するクロアチアは昨日格下のスペインに敗れている。プリモラッツと譚瑞午が抜け、怖さはなくなったが、今日は気合いを入れ直してくるだろう。エースのアンドレイ・ガチーナをしっかり攻略したい。女子が対戦するロシアはカット主戦型が主力、カット対策の成果を見せたいところだ。

左写真上は地元ロシアの応援団、下はエースのスミルノフを迎える監督。歓喜を体中で表していた

05月24日(月) 1時10分

オープニングセレモニーはロシアンテイスト満載

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 民族衣装に身を包んだ踊り子たちのダンスが2ステージ織り込まれたオープニングセレモニー。ステージでは華やかなダンスが展開されたが、ステージがフロアの隅にあって観客席からはあまりよく見えないためか、盛り上がりは今ひとつ。一番注目を集めていたのは、地上5メートルほどの高さにつり上げられた透明な球体を使った、女性ダンサーのパフォーマンスだった。

 参加国の国旗が一列に連なり、6コートがぐるりと取り囲まれた光景もなかなか壮観。ロシア卓球協会会長で、ロシア運輸通信大臣でもあるイーゴリ・レヴィチン氏(写真一番下)も会場を訪れ、壇上で開会の挨拶を述べた。

05月24日(月) 0時33分

試合後、笑顔の中国女子チーム

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 イタリアにオールストレートで完勝した中国。試合後、ミックスゾーンに現れた劉詩ウェン(左写真下)と丁寧(左写真上)。すでに世界トップ5に入る実力者のふたりだが、ともに団体戦は初出場。デビュー戦を勝利で飾った安堵感もあってか、飛び切りの笑顔を見せていた。

05月23日(日) 23時16分

ドイツ、メイス不在のデンマークを寄せ付けず

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 日本男子と同じ男子グループDのドイツvs.デンマーク。デンマークは試合後、元気そうにドイツチームのメンバーと話していた現ヨーロッパ王者のメイスが、この試合なぜか出場せず。ドイツ相手で勝ち目はないと見たのか、2位か3位での予選通過を狙っているのか。残るデンマークのメンバーも奮闘したが、やはり実力の差は歴然。ドイツが3-0で完勝してこちらも白星発進を決めた。
 下写真は2番でコングスガードを下したオフチャロフ。

05月23日(日) 21時22分

岸川「緊張は多少あったけど、その中で自分のプレーはできた」

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 日本は将来を見据えて松平健太を起用したが、その松平が1点を落とした。この1年間好調の水谷と岸川が明日以降もチームを牽引するコトになるだろう。その2人のコメントは以下のとおり。
 
★水谷隼選手のコメント
「1戦目で緊張したんですけど、3-0で勝てて良い形で健太につなぐことができた。4番では余裕を持ってプレーすることができた。自分が勝ったらチームも勝ちだったので気合いも入った。内容はあまり良くなかったけど結果がついてきた。今日の出来は50点くらいで自分の持っている力はこんなものじゃないので、その力をこれからの試合で出していきたい。明日から相手もどんどん強くなってくるので、気持ちを切り替えてやあないといけない。今日もちょっと間違ったら日本も負けていた可能性もあるので明日からがんばります」

★岸川聖也選手のコメント
「勝てて良かった。もっと楽に勝てたらもっと良かったけど、自分の感覚としては悪くはなかった。(相手のコシバは)思い切ってやってくるだけという感じだったんでそれは怖かった。でも最終的には勝てて良かった。緊張は多少あったけど、その中で自分のプレーはできた。1-2で負けてて2-2に追いつけたので流れはこっちに来ていると思ったし、最終ゲームの出足でリードできて良かった。1試合やると全然違うし、勝てたので少し楽になった」

05月23日(日) 20時40分

日本男子、やや課題を残しながらもハンガリーを破り、1勝目

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 〈日本 3-1 ハンガリー〉
○水谷 9、5、8 パジー
 松平健 -6、5、-8、-8 ヤカブ○
○岸川 -11、4、-8、6、6 コシバ
 水谷 8、9、9 ヤカブ

 世界チームランキング24位のハンガリーと対戦した日本男子チーム。トップで水谷隼がベテランサウスポーのパジーに勝利。4番で対戦したヤカブも同様だったが、パジーは何本パワードライブで攻めても水谷のフィッシュを打ち抜けず、勝機を見いだせなかった。しかし、2番と3番は日本にとって苦しい試合の連続。2番でサービス・レシーブで先手を奪えなかった松平健太がヤカブに敗れ、3番岸川聖也も「あんな威力のあるボールを打たれたら、守っていくしかない」と試合後にコメントするほど、コシバの連続バックドライブに苦しめられた。岸川は競った場面でも強攻せず、要所でカウンターを決める落ち着いたプレーでコシバを振り切ったが、この3番で敗れていたら勝負はどちらに転んでいたかわからない。
 水谷の仕上がりは非常に良いが、岸川はまだエンジンがかかり切らず、松平健太はかつての鋭い攻守、繊細なボールタッチが戻っていない。明日のクロアチア戦では宮崎監督もオーダーに頭を悩ませるかもしれない。

05月23日(日) 17時54分

「何回やっても初戦のトップは緊張しますね。手が震えてしまいました」と平野選手

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★初戦のトップでしっかり勝ちムードを作った平野早矢香選手のコメント

──初戦のトップはどうでした?
「何回やっても初戦のトップは緊張しますね。手が震えてしまいました。カットで、何回も対戦したことのある相手だったので自分のプレーを全面的に出すこと、それにここ何回は自分が勝っていたので相手が何をしてくるか見えない部分もあった。相手を見ながら臨機応変にやろうと思いました」

──1ゲーム目はかなり慎重なプレーでした。
「いろんなことをしても……まず自分のペースを作ってから展開したいと思った。もっといけるボールもあったけど、台の感じとか雰囲気にも慣れていなかったから。2ゲーム目からはイメージ通りにできた。相手も多少思い切って攻撃してきたけどうまく対応できたと思います。相手はもっとグチャグチャ攻撃してくるかと思った」

──気持ちは落ち着きましたか。
「初戦のトップはホントに緊張するし、自分が試合の流れを左右するという気持ちがあるし、力が入ってしまう試合になる。愛ちゃんもああいう試合になると思うけど、しっかりみんながキチキチッと乗り切れた」

──カット対策は相当やってきた自信があった。
「積み重ねた自信はある。自分の中で持っている自信はある」

──この会場の雰囲気はどうだろう。
「広いですね。横浜とも雰囲気は違う。良くても悪い雰囲気でもその中に自分がしっかり入っていきたい。明日のロシア戦はしっかりと準備して臨みたい」

05月23日(日) 17時34分

日本女子、難敵ベラルーシをストレートで下す

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〈日本女子 3-0 ベラルーシ〉
1番 平野 9、5、6 Vi.パブロビッチ
2番 福原 9、-10、-9、4、9 Ve.パブロビッチ
3番 藤井 4、5、4 ドゥブコワ

 日本女子、まずはベラルーシを3-0で下し、幸先の良いスタートを切った!
 最も苦しい試合になったのは、2番の福原とVe.パブロビッチ。長身をかがめるようにして横なぐりに放つバックドライブが得意なVe.パブロビッチ、福原のバック表ソフトの連続ブロックにも臆することなく強打を放ち続ける。第1ゲームを奪い、第2ゲーム10-3でゲームポイントを握った時点では「福原完勝」のムードが漂ったが、ここから福原はやや足が止まり、守勢に回って10-10に追いつかれてしまう。このゲームを大逆転で落とした福原、第3ゲームも中盤でリードしながら逆転され、予想外の苦戦を強いられたが、最終ゲームは我慢のプレーでしのぎ切った。

 3番で出場した藤井は、カット主戦型のドゥブコワを全く苦にせず。安定感バツグンのカット打ちで、ドゥブコワにほとんどリードを許さず、完勝した。ミスが出てもまったく慌てるそぶりはなく、「さすが日本女子の主将」という戦いぶりだった。相手のカット起用を見事に読んだ村上監督の采配もピシャリと当たった。

05月23日(日) 11時27分

世界卓球2010モスクワ、ついに開幕! 

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 全日本男女チームがアベック銅メダルを獲得した08年広州大会から2年。世界選手権団体戦がロシアの首都モスクワで開幕の時を迎えた。大会初日のチャンピオンシップディビジョンは、男女A~Dグループの第1戦が行われる。

 全日本女子チームが出場する女子Dグループ第1戦は10時(日本時間15時)スタート。パブロビッチ姉妹のいるベラルーシと対戦する。姉のビクトリア・パブロビッチは長身を利した守備範囲の広いカット、妹のヴェロニカ・パブロビッチは、姉のカットを打ち込んで鍛えたパワードライブが武器。ともにベテランの域に達しているが、06年世界団体3位の実績もあり侮れない相手。全日本女子は福原と平野を軸に、まずトップできっちり先取点を挙げ、ストレートで勝利して幸先の良いスタートを切りたい。

 全日本男子チームの第1戦は13時(日本時間18時スタート)。初戦の相手は古豪ハンガリー。プロツアーのU-21シングルスで活躍したヤカブがエース、ベテランのパジーと09年世界ジュニア代表のコシバが脇を固めるが、水谷隼・岸川聖也・吉田海偉の全日本男子チームに比べれば、実力の差は明らか。こちらも余計な取りこぼしをせず、ストレートで勝利を決めたい。
 さあニッポン、いよいよ出陣だ!

05月23日(日) 1時05分

孔令輝、コーチとして世界戦の舞台へ

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 中国女子チームのコーチとして、世界選手権の舞台に戻ってきた95年世界チャンピオンの孔令輝。中国男子チームの監督である劉国梁とは、現役時代に「双子星」と呼ばれ、卓球界の二大ビッグスターとして絶大な人気を誇った。昨年、孔令輝も中国女子チームの監督の公開選挙に立候補したのだが、豊富な経験と実績を誇る施之皓監督が再任され、今回はコーチとしてモスクワ入りした。
 中国女子チーム内では、郭躍と劉詩ウェンの担当コーチ。今大会に出場する教え子たちの仕上がり具合を入念にチェックしていた。

05月23日(日) 0時25分

ドイツで調子を上げた日本女子、調整はバッチリ

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 大会直前の合宿をドイツ・デュッセルドルフで行った全日本女子チーム。「デュッセルドルフでの合宿の環境がとても良くて、充実していた」とエースの福原愛が言うとおり、練習でも動きの良さが目についた。明日の初戦はベラルーシ戦。06年ブレーメン大会で韓国を破り、3位に入った手強い相手だが、福原と平野のツインエースが必ずや結果を出してくれるはずだ。

05月22日(土) 19時23分

モスクワ大会、前日にオリンピックスタジアムに潜入!?

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 世界卓球選手権団体戦の開幕を明日に控えたオリンピックスタジアムへ、潜入を果たした速報班。潜入といっても違法進入ではない。プレス(報道)としてIDカードを取得して正式に入っている。
 
 いよいよ23日から30日まで行われる世界選手権団体戦モスクワ大会が市内のオリンピックスタジアムで開催される。
 この会場は1980年のモスクワ五輪に作られたもので、つまり30年前に作られた巨大な体育館だ。中にはいるとどこに行っていいのかわからなくなるほどの広さ。過去の世界選手権の中でも最大級の体育館だろう。その中を4つに区切り、ひとつは練習場が16台、2部以下のチャレンジデビジョンが28台、そして日本が入るチャンピオンシップデビジョンに6台が配置される。
 もうすでに開幕前日の22日には各国の選手が練習に励んでいる。ドイツの卓球ジャーナリスト、マンフレッド・シリングは「男子のドイツと日本のグループリーグの対戦はビッグファイトになるね。今から楽しみ」と会場で語った。

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