2011年5月8日〜15日、「世界卓球選手権ロッテルダム大会」速報!
| ■世界選手権ロッテルダム大会のメダリスト一覧
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| ●男子シングルス決勝
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| 大会最終日、男子の準決勝と決勝が行われる。最初の試合で世界ランキング1位の王皓が同5位の馬龍に打ち勝った。世界の卓球は強烈なスピンと多彩な回転とコース取りの応酬だ。
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| ★5月15日のタイムテーブル
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| ●男子ダブルス決勝
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| ●女子シングルス決勝
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| ドイツのボルは両ハンドのカウンターで陳杞を厳しく攻め、付け入る隙を与えなかった。ボルが世界選手権のシングルスでメダルを獲ったのは初めて。30歳の彼にとって、優勝を狙うラストチャンスかもしれない今大会、明日は張継科との準決勝が待っている。一気に優勝を狙うボルがオランダの会場を熱くさせている。
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| 準々決勝の水谷の相手は世界ランキング1位の王皓。水谷は最後まで王皓のチキータ、バックハンドドライブに苦しみ、勝機を見いだせなかった。
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| 日本の希望の星、水谷隼の男子シングルス準々決勝がもうすぐ始まる。現地では午後1時スタートだが、30分ほど遅れている。午前中のダブルスでは韓国ペアが男女とも準決勝で敗れ、銅メダルに終わった。
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| 決勝はどちらが勝っても初の世界チャンピオンとなる。李暁霞は二度目の決勝で念願のチャンピオンの座をつかむか。ちなみに超級リーグなどでの対戦成績では、丁寧がかなり分が良い。明日の女子決勝は現地時間17時から行われる。
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| マッチポイントを握った瞬間、「落ち着くんだ」と陳杞は自分に言い聞かせた。圧倒的な声援を背中に受けたサムソノフだったが、最後は力尽きた。最終ゲームの11-8。陳杞は中国ベンチを振り返り。「見たか」と言わんばかりに手をあげた。
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| 100年以上続いたセルロイドによる卓球のボールの歴史が変わることになるだろう。
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| ●混合ダブルス決勝
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| 中国以外では唯一の選手だったシンガポールの馮天薇が丁寧の攻撃の前に敗れ、女子シングルスの準決勝は3大会連続で中国が独占した。昨年のモスクワでの団体戦ではシンガポールに敗れた中国が、さらに強くなって帰ってきた。
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| ★5月13日の試合の予定
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| 卓球界の「キング」ことヤン・オベ・ワルドナーも、アホイ・ロッテルダムで熱戦を見つめた。やはりこの人の注目度は抜群だ。
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| 混合ダブルスで34年ぶりにメダルを獲得した岸川/福原は準決勝で敗退した。男子シングルスの水谷はマテネを下し、世界選手権では初のベスト8入りを決めた。準々決勝では王皓と対戦する。女子シングルスの石川は世界ランキング3位の丁寧に完敗、ベスト16に終わった。
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| 2大会連続のメダルを狙った男子ダブルスで、日本唯一の準々決勝進出ペアの松平賢二と張のペアが敗れた。韓国の十代ペアのパワーは前日の水谷、岸川組に続いて、連日、日本の希望を打ち砕いた。
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| 女子シングルス4回戦で平野が范瑛に敗れた。1ゲーム目を先取したが、その後、范瑛のカットの変化と攻撃にチャンスが見つけられなかった。これで世界ランキングで石川、福原の次にくる模様なので、五輪のシングルス枠に入るのは難しくなった。
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| 男子シングルス3回戦で水谷がフェイヤー-コナート(ドイツ)に完勝、付け入る隙を与えなかった。一方、岸川はオフチャロフ(ドイツ)に完敗。中陣から放つオフチャロフの両ハンドドライブには抜群の威力があった。しかし、岸川は松平健太、吉田との五輪シングルスの出場枠レースで勝ち残り、水谷に次ぐ代表権を確実にした。
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| 今大会、日本に獲って初のメダルは混合ダブルスの岸川/福原だった。勝利直後に、タオルに顔を埋め、涙を隠した福原。「出発前に3種目でメダルを獲りたいと思っていたので、1種目も取れなかったらどうしようと思って、メダルを獲れたから本当にうれしかった」と苦しかった胸の内を試合後に明かした。岸川は「震災のあった日本の皆さんに喜んでほしかったし、そのために頑張った」と,この二人のすばらしい若者は感動を与えた。もちろん、まだ上を狙う。夕方には中国ペアとの熾烈な準決勝が待っている。この二人には日本からも見えない力が背中を押しているようだ。
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| 石垣/山梨組、福原/石川組が連続して敗退した後、藤井/若宮組がスペインペアを寄せ付けずに一気に準々決勝進出を決めた。明日、メダルをかけて香港ペアと対戦する。
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| 大会第5日目を迎えたアホイ・ロッテルダム。昨日5月11日までの5種目すべての勝ち上がりを掲載しましょう。
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| 横浜大会の銅メダルペアの水谷/岸川組が韓国の若手ペアに対して、まさかのストレート負け。しかし、松平賢二/張一博組が思い切りのよい攻撃で香港ペアを下して、準々決勝に進んで、メダルに近づいた。
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| 日本の女子シングルスは熾烈を極めている。世界7位の福原を筆頭に、石川と平野が続く。一桁のポイント差で順位が変わるほど接近しているのだ。まさに胃が痛くなるような微妙な展開となっている。そして石川、平野の勝利の後に福原はカットの范瑛に敗れた。代表争いは平野の結果次第となった。
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| [男子シングルス2回戦]
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| 男子に岸川、女子の藤井がそろって2回戦を突破した。特に藤井は世界ランキング17位の朴美英を完璧なカット打ちで倒し、日本の勢いをそのままつなげた会心の勝利だった。
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| ●男子シングルス2回戦
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| [男子シングルス2回戦]
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| ●男子シングルス2回戦
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| [混合ダブルス4回戦(ベスト8決定)]
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| ★★★ 5月11日・日本選手のタイムテーブル ★★★
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| ●女子ダブルス2回戦
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| ●女子ダブルス1回戦
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| ● 男子シングルス1回戦
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| ● 男子シングルス1回戦
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| 混合ダブルス2回戦
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| 中盤から相手の強打に手こずり、競り合いとなったが、4-1で振り切った。
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| 10時からの試合で相手がコートに来ないで不戦勝となっていた松平賢/若宮対シルチェク/ハダツォバ(チェコ)の試合が11時半から再試合となることが決まった。
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| 遂に日本で7度目の世界選手権が開催される。
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| 前日に続き、日本のエースダブルス、岸川/福原組が混合ダブルス2回戦でポルトガルのペアに勝ち、3回戦に進んだ。
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| 大会第3日目の5月10日、朝10時45分スタートの試合が10時スタートに変更された混合ダブルス2回戦。松平賢/若宮は対戦相手のシルチェク/ハダツォバ(チェコ)が試合開始時間になっても現れず、7分ほど経過したところで審判が松平賢/若宮ペアの不戦勝を宣告。
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| 松平健太/石川佳純(日本)5,8,-10、5,3 ワンジリ/ムアンス(タイ)
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| 大会2日目の夜7時半にようやく日本勢が登場した。
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| 08年世界団体戦で、当時世界選手権のシングルスで30連勝中だった王励勤(中国)に土をつけ、一躍名を馳せたルーマニアのアンドレイ・フィリモン。男子シングルス予選トーナメントでイランのノルージを破った。
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| 10代後半の若い選手が中心のオランダ。帰化選手がチームの中心となっている女子はともかく、男子はツインエースとして名を馳せたケーンとハイスターが引退した後、世代交代に失敗。今、ようやく若い選手が育ちはじめたところだ。今大会もエントリーしている選手は10代後半の若手が中心になっている。シングルスでの上位進出は厳しいが、やはり地元ということでマスコミの取材も多い。
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| ブラジルの日系選手、オヤマは87年ニューデリー大会以来、17回目の世界選手権出場となった。5月9日に42歳の誕生日を迎えた。「87年の頃とはいろんなことが変わったね」とオヤマは振り返る。「すべてのことが違っていて、それぞれがハイレベルになっているね」。
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| 今大会、日本代表が胸につけた「WASURENAI 3.11」という細長いワッペン。これをカナダ、ニュージーランド、ハンガリー、コロンビア、エジプトの各協会の代表選手もユニフォームにつけてプレーすることになった。
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| 今大会もメーカーブースの一角に設置されたITTFミュージアム(左写真上)。言わば移動式の卓球博物館。熱戦の合間にここを訪れ、卓球の歴史を感じながら興奮を冷ますのも、また良しです。左写真下は貴重なポスター、なんと1955年に行われた世界選手権ユトレヒト大会のもの。日本の田中利明が初優勝を飾った大会だ。シンプルながら、なかなかセンスが光るポスターだと思いませんか?
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| 5月10日に国際卓球連盟は年次総会を開くが、会議冒頭に2014年の世界選手権開催地を決定すると言われている。現在、カタールのドーハと日本の東京が立候補。しかし、東京の対抗、ドーハが棄権するだろうという情報が現地では流れている。2013年大会もドーハは立候補を取り下げ、パリに決まった経緯もあるため、この情報は確かなものらしい。そうなると東京大会が投票なしで決まり、56年東京大会、71年名古屋大会、83年東京大会、91年千葉大会、2001年大阪大会、2009年横浜大会に続いて、7度目の開催となる。
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| 会場に足を運んでくれたちびっ子選手のために、あるいはじっと試合を見ていられない子どもたちのために(笑)、様々な卓球を楽しめるブースが用意されている。普通の卓球台もあればTVゲームもあるし、扇形の大きな卓球台や的当てゲームもある。なかなか工夫がこらされていて、欧州のスポーツ文化の一端を垣間見た気がする。まずはスポーツに興味を持ってもらい、スポーツに親しんでもらうことが大事なのだ。
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| 練習会場で一際存在感を放っているのは世界選手権になんと17回目の出場を果たしたスウェーデンのパーソン。91年世界チャンピオンだが、85年イエテボリ大会に初出場後、今回の世界選手権が17回目となった45歳のベテラン選手。
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| 7日の夜に開会式が行われ、そのセレモニーのひとつでシングルスのトップ16のドロー(抽選)が行われた。
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| 写真上は選手のマッサージを行う米沢和洋マッサー。下は張一博にチューブトレーニングの指導をしていた田中礼人フィジカルトレーナー。選手のプレーを支える縁の下の力持ち。選手たちともしっかりコミュニケーションを取り、精神的にも支えになっているようだ。
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| ロッテルダムは首都アムステルダムに次ぐ、オランダ第二の都市。人口は60万足らずのこじんまりとしてきれいな町である。世界選手権個人戦の会場はアホイ・ロッテルダムで、改装したばかりのきれいな体育館。メインアリーナの照明は明るく、まぶしいくらいだ。
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| 5月8日(日)、オランダのロッテルダムで世界選手権(個人戦)が開幕する。2年前の横浜大会では中国が圧倒的な強さを見せつける中、水谷/岸川のダブルスが銅メダルを獲得する活躍を見せてくれた。今大会も中国優勢は変わらないが、この2年の間に日本選手も確実にメダルを狙える実力をつけてきている。世界ランキング7位の水谷隼(明治大)と福原愛(ANA)を筆頭にどんな戦いを見せてくれるのか楽しみな大会だ。
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